ご覧の皆様こんにちは!
北九州市小倉南区のパーソナルジム「イマナミジム」トレーナーの今浪勉です!
(イマナミジムHP:https://www.imanami-gym.com)
今回のブログはショルダープレスで三角筋のどの部位が刺激されるか?について解剖学を使ってお伝えします。
ショルダープレスは下の写真のように顔の近くに構えたダンベルやバーベルを上下させるトレーニングで、三角筋という肩の筋肉を鍛える事できます。
この三角筋という筋肉は、付着している部位により・前部・中部・後部の3つに分ける事ができ、三角筋のトレーニングを行う際は3つ部位の内どこを鍛えるか?を考えて行う必要があります。
ダンベルやバーベルなどを使ったフリーウェイトトレーニングでは、重力が負荷になるのでトレーニング動作中に上に位置している部位が強く刺激されます。
ショルダープレスでは構えた際に上腕骨(腕の骨)が後に回り、肩の関節が外旋する為、上腕骨に付着している三角筋も一緒に回る事になります。
真っ直ぐ立った状態では、下の写真左側のように三角筋の中部が上に位置していますが、肩を外旋すると上腕骨が回って写真右側のように三角筋の前部が上に来るので、ショルダープレスでは三角筋の前部が強く刺激されます。
ショルダープレスでは三角筋前部の他、三角筋中部の前部よりの部分も刺激されますが、三角筋後部は肩を外旋すると下に位置するので刺激されません。
バーベルショルダープレスを行う際に「バーベルを頭の後ろに下ろすと三角筋後部も刺激できる」と言われる事がありますが、バーベルを頭の後ろに下ろした場合も三角筋の前部・中部・後部の位置関係は変わらないので、ショルダープレスで三角筋後部は刺激されません。
ショルダープレスはあくまで三角筋の前部と中部を鍛える為のトレーニングです。
三角筋後部を鍛えたい場合はリアレイズなど他のトレーニングを行う事をおススメします。
というわけで、解剖学を使って考えるとショルダープレスで刺激される部位は三角筋の前部と中部、三角筋後部を刺激したい場合は他のトレーニングを行いましょう!というお話でした。
ではでは、本日はこの辺で失礼致しマッスル!\(^o^)/